狆(ちん)

最近読んでいる面白い本で

「伊勢谷稲荷犬のくそ」

 

これは、江戸時代のイヌ事情の書かれた大変面白い本です

その続編の様な本が

「犬たちの明治維新」

 

まだ前半しか読んでないのですがね

 

歴史に疎い人でも、ペリー来航は分かるでしょう

「上喜撰、たったい四杯で夜も寝ぬれず」

という、有名な落首が書かれた、あの事件です!

 

ペリーは、色々な贈り物を、当時の幕府から送られていますが、その中に数匹の小さいイヌ「狆」がいました。

 

というわけで、「狆」です

 

 

 

 

 

原産国:日本

期限:中世

初期の用途:コンパニオン

現在の用途:コンパニオン

体重:2~5㎏

体高:23~25㎏

 

イギリスのブリーダーたちは、この犬種に2頭のトイ・スパニエル犬の血を導入して、今日の狆とキング・チャールズスパニエルとの類比性を明らかにしたようです。

狆の中には、フラット・フェースを特徴とするすべての犬種と同様に、呼吸器や心臓の疾患にかかる犬がいます。

小さいけれど元気のよいこの犬は、丈夫で自立心に富みます。

日本でも上流家庭の婦人たちの間でこの犬が飼われてきましたが、欧米でも上流家庭の愛玩犬となっています。

 

犬種の歴史

 

この犬種は、いくつかの点で、ペキニーズとよく似ていますが、チベタン・スパニエルから発達したと考えられています。

最初にヨーロッパに渡ったのは17世紀。

ポルトガルの船乗りが、プラガンザのキャサリン妃に何頭かの狆を献上した時でした。

ヴィクトリア女王は、黒船来航時のペリー提督から一つがいの狆を譲り受けました。

(新・犬種大図鑑より抜粋)

 

「犬たちの明治維新」

によりますと、ペリーからヴィクトリア女王にわざわざ犬を送るなんて、面倒な事はしてないだろうと。

目録作って、かなり厳重に贈答品については管理していたようなのでね。

 

ペリー自身が、どうもプライベートで、狆を入手して持ち帰ってらしいです。

狆は、江戸時代から価値のある小型犬として、お金持ちの間で珍重されていたようですからね~

 

 

 

 

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