おやつを使うトレーニングについて。
おやつ、っていう日本語はちょっと甘い感じ?
この名称のせいか、一般の飼い主さんというのは意外と犬におやつをあげるのを嫌がります。
体重が気になる、アレルギーがあるなどの健康面はまた別の話として。
犬が、人がして欲しい事と引き換えにおやつ(報酬)をもらう、という事がどうも許せない、らしい。
映画やアニメの悪影響ですね~
犬は常に飼い主を喜ばせようとしていると、思いたい。
飼い主の指示には喜んで?従う。
飼い主とはいつも気持ちが通じ合い、ピンチになれば助けてくれる。
犬は飼い主の言う事が分かっている(はずだ)。
多分、そのような幻想をお持ちの方が多いのでしょう(笑)
刺激(環境、原因)に対して行動を起こした時、良い事が起こればその行動は増えます。
自称、知性が高い霊長類の人間だって、報酬があるから動く(頑張る)のです。
人間より脳みその小さい犬が、なぜ何の報酬もないのに、相手を喜ばせるという曖昧な動機で行動すると思うのでしょうか?
人の言葉が分かる、或いは分かっているはずだ。
確かに、人が何か言えば犬は注目します。
しかし、彼らは非言語動物なので、人が話している内容は理解出来ません、残念ながら・・・
でも、犬は常に人を見ています。
彼らに見つめられると、とても幸せを感じます。
それでいいと思います。
言語を介さなくても、知性的でなくても彼らは人にとって最高のパートナーであることに間違いありません。
彼らの世話をしながら、彼らから多大な幸福感を人間はもらっていると思います。
人の都合よい解釈で、彼らに不要なストレスを与えないようにしてあげたいものです。
タイトルのおやつ。
おやつではなくてトリーツって呼び方がいいですよね~
おやつを使わないでしつけます、っていう事も聞きますけど、
トリーツを使った方が、無難です。
おやつを使わない方法とは、嫌悪刺激を使う方法だと思いますが、一般の飼い主さん向きではありません。
失敗した時、後々の日々の暮らしに悪影響が出る可能性があります。
トリーツとクリッカーを使ったトレーニングは失敗という事がありません。
食べ過ぎが気になるなら、主食のフードをトリーツ分減らしておきます
トリーツも何種類が用意しておくと、犬のモチベーションがあがります。
おやつ大好き!の犬はトレーニングしやすいんですよ。
逆におやつにもおもちゃにも興味が薄い子は大変です。
何にが彼らにとって報酬になるか探さないといけませんからね。