表題のタイトルは最近読んだ本のタイトルです
「狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか」
とても面白い本だったのでご紹介させて頂きます♪
著者は
エリ・H・ラディンガーさん
ドイツの方です。
20年以上野生のオオカミを観察し続け
ドイツオオカミ保護協会を設立。
1995年から米国イエローストーン国立公園におけるオオカミ再導入に参画。
現在はドイツ国内でのオオカミ研究の第一人者として講演や執筆活動をされているようです。
本書の最後に
イエローストーン、ドイツ国内でのオオカミツアーについても記載があります♪
これは行くしかありませんね( ´艸`)
ドイツは厳しそうだけど
イエローストーン国立公園なら行けそうです💛
シートン動物記が愛読書だったワタクシの憧れの地です♪
それは置いておき
野生のオオカミの観察は
当然ながらとても難しく
ここ近年になって新たな研究・観察報告が発表されております。
つい最近まで
いや、現在も私たちが抱いているオオカミのイメージとは
人が作ったものなんだな、と改めて思います。
まあ、彼らも人前には現れないし
日本に棲んでいたニホンオオカミは明治に絶滅してしまいましたから
上告する機会がないまま
長い事冤罪の罪を着せれてきました。。。
まず
驚いたのが
野生のオオカミと飼い犬の大きな違いは
犬は大人になっても遊ぶけど
オオカミは大人になったら遊ばない・・・
という通説?
そんな事はなく
大人になっても
おじいさんになっても
仲間たちとよく遊びます♪
オオカミのグループは
基本的には
お父さん、お母さん
どちらかがリーダー
後は、子供たち
2.3歳のちょっと大きいお兄さん、お姉さん
その年に生まれた小さい弟妹たち
お父さん、お母さんの妹や弟がいる事もあるようです。
もっとも
これはイエローストーン国立公園内のいくつかのグループの
基本構成のようです。
棲んいる地域や、気象条件や、餌動物の数によって
縄張りの広さや、家族構成も変わってくるようです。
家族同士の絆はとても強く
遊びは、狩りの練習もあるけれど
大事なコミュニケーションツールでもあります。
私たちが学生の頃
部活や学校行事を通してコミュニケーションの仕方を学習していったのと
同じですね( ´艸`)
リーダーでもあるお父さんは小さい子供たちとよく一緒に遊んであげて
負けてあげたりもします。
少し大きな子供たちが小さい弟妹のベビーシッターをやります。
歳を取った仲間や
けがをして動けなくなった仲間の面倒もよくみるそうです。
同じ一族だから仲間を助ける事が自分のDNAを次世代に残す戦略という事なのでしょうが
ここは素直に感心するべきでしょう!(^^)!
棲んでいる地域によってもちろん変わってきますし
安易に美化するべきではありませんが
犬と共通するところはやはりたくさんありますね。。
犬が飼い主に求めているのは
強いアルファリーダーではなく
安全と安心を与えてくれて
一緒に遊んでくれるお父さんやお母さんの存在という事です🐕
自分のうちのわんこに
安心や安全を与えてあげていますか?
わんこと楽しく遊んでますか?