イスラム圏では
「犬は不浄」な動物とされています(´;ω;`)
反対に猫は愛されているようです・・・
なんでも
預言者ムハンマドが猫を溺愛していたから
という説があるそうで・・・
(諸説あります)
だからって
「不浄」扱いしなくてもいいじゃなかと思うのですが・・
「謎の独立国家 ソマリランド」
高野秀行著作
ソマリランド、および周辺国は
ほとんどがイスラム教徒
アフリカもムスリムが多いんですね。。。
市場でも市街地でも猫はいても
ほとんど犬の姿はなく
たまにうろいついている犬を
犬好きな高野氏が撮影しようとすると
現地のソマリ人たちが、犬に石や棒を投げて追い払って
しまう・・・
撮影の邪魔だ!という事らしいのです。
高野氏が慌てて制止しても
全く聞き入れてもらえなかったようですね。。。
その箇所を読んで
「うう、、かわいそうな犬たち。。」
と、心を痛めたワタクシです(;^_^A
そんなイスラム圏の中でも
別格扱いの犬がいます。。
サルーキです♪
サルーキ
原産国:中東
起源:古代
以前の用途:ガゼル狩り
現在の用途:コンパニオン、ウサギ狩り
体重:14~25㎏
体高:58~71㎝
イスラムの原理主義者にとって犬は不浄ですが、サルーキだけは特に神に許され、信者と一緒の家で暮らすことが出来ました。
ベドウィンの狩りは、訓練された鷹に急襲されてスピードの落ちた獲物を、サルーキが捕らえて罠に落とすというやり方でした。
最初サルーキは狩りに行く際、足を焼けた砂から守るためにラクダに乗せて運ばれました。
今日では車で運ばれる事が多いです。
犬種の歴史
サルーキは、エジプトのファラオの墓に刻まれた犬にとてもよく似ており、遊牧民ベドウィン部族の狩りのお供をしていました。
サルーキは一番長く選択交配が繰り返された種の可能性があります。
(新犬種大図鑑より一部抜粋)
サイト・ハウンド(視覚ハウンド)
のグループです。
サルーキは日本でも時々見かけます♪
このグループは
どこまでも広がる砂漠などで目で獲物を探して追うという
スタイルで狩りをしていました。
現在はコンパニオンとして飼われている事が多いと思いますが
十分な運動量と
動く物に対する反応速度に注意が必要でしょう。。
小さい頭と遠くを見る澄んだ目
切れ上がった腹と
スラリと長い手足
獲物を追って
砂漠を駆け抜ける姿は、さぞかし神々しいのでしょう♪
犬を愛する気持ちはあるのでしょうから
その他の犬たちにも
もう少し寛大な心で接してくれればいいのにな・・・
まあ
そういう問題ではないのでしょうけれど(;^_^A