キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
長い犬種名です。
数年前から、良く見かけるようになりましたね。
今ではメジャーな犬種です。
うちの近所にもいましたが、少し前に亡くなりました。
心臓疾患を患っていたとの事。
この犬種は、先天性の心臓疾患の発病率がとても高いのです。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国:イギリス
起源:1925年
初期の用途:コンパニオン
現在の用途:コンパニオン
体重:5~8㎏
体高:31~33㎝
この10年の間に、友好的で愛情に厚く、エネルギッシュなキャバリア・スパニエルの人気は著しく高まりました。いろいろな面で、都会人にとって理想的なコンパニオンドッグです。
天気が悪ければ、ソファの上で丸くなって寝るのを好み、機会があれば何キロメートルでも歩いたり、走ったりします。
この犬の人気が高まると、集中的な近親交配が行われるようになりました。
そして、残念なことにそれが、図らずも致命的な心臓疾患の発生率を高めている一因となっているのです。
当然の結果として、心臓疾患に侵された犬の寿命は、通常の14年から、せいぜい9年ないし10年にまで縮まるのです。
その率も、遺伝性の疾患の発生率としては、胸が痛むほど高い数値なのです。
おそらく、重大な疾患の発生率がこれほど高い犬種は他にないでしょう。
このキャバリア種を選ぶ時には、数世代前までさかのぼって病歴をチェックすることが極めて重要です。
犬種の歴史
1920年代、ロスウェル・エルドリッジというアメリカ人が、ロンドンで開かれたクラフト・ドッグ・ショーで賞金を出し、ヴァン・ダイクの「キング・チャールズ2世」という絵画作品に描かれているような長い口吻を持つキング・チャールズ・スパニエルを出陳する人を募りました。
1940年代には、こうした犬たちがユニークな犬種とみなされ、それまでの同系種と区別するために犬名の頭に「キャバリア」をつけました。
(新犬種大図鑑より抜粋)
小柄で可愛い💛
だけど、元気いっぱい!
小さくて元気の良い犬を飼いたい人にはぴったりだけど( ^ω^)・・・
先天性心疾患が多いい犬種というのは、だいぶ知れて来ているようですけど
ペットショップで買おうとした時、果たしてそれが分かるでしょうか?
最近は、インターネットニュースだけではなく、地上波の番組でも少しは触れるようになってきたかと思うけど
ペットショップで売られている子犬、子猫は、ほとんど、オークションでペットショップのバイヤー(仕入れ担当)が、競り落としてきた子たちです。
どのような繁殖業者か、どのような両親か、分からないわけですよ。。
それでも子犬は可愛いいです。
つい、一目惚れして買ってしまっても仕方ないとも言えないですけどね・・・
(それがペットショップ側の戦略)
買った飼い主さんたちは、一生懸命お世話すると思うけど。
しかし、万全のお世話をしても、先天性心疾患で、5、6歳くらいに発症し、早くに亡くなってしまう子も多いです。
飼い主さんはがっかりですよ。。。
そりゃ、何歳まで生きれば幸せかはわからないけど。。
キャバリアに限らないけど、純血種は、先天性疾患の発生リスクは、雑種よりは多いということを、飼う前に覚悟し、出来るだけ調べてから、買って頂きたいと思います。