犬を飼う動機の一つに、子どもが欲しがったから・・というのをよく聞きます。
親御さんとしても、「動物の世話をすることで責任感を持つようになる」とか
「命の大切さを学んでほしい」などを期待して飼う事を了承したりするかと思います。
残念ながら、大抵はお母さんの手間が増えるだけなんですけどね・・・
きっかけはそれぞれでも、その犬種をよく調べたり、必要な世話や予算、トレーニングの事などを勉強して、犬にとって良い飼い主になろうと努力していただければ、良いと思います。
始めはみんな分かりませんからね。
犬は子供が好きだ、犬と子供は良い友達だ
という思い込みはどこから来たのでしょう?
まあ、あのネズミの国が作る物語や、海外の動物ドラマや映画の影響でしょうね~
かくいう私もその一人ですが(笑)
子供の頃は、犬や動物のタイトルがつくものはほとんど見ましたね。
日本ものも多少はあったけどなんせ面白くない(肝心の犬が活躍しない)
そこはさすがのアメリカ!エンタテイメントの国!
動物ものは映画でもドラマでも、まあ面白いし映像が実に良い!動物が実に美しく撮られています。
なんで日本はこういう事が出来ないかね?
話がずれましたが・・・
「名犬ラッシー」シリーズで一世を風靡したラフ・コリー
日本でも人気があったので、子どもの頃はよく見かけましたね。
ただ、あの当時なので、残念な飼い方をしていた人がほとんどだと思いますけど・・
今朝、情報番組で、2件犬の咬傷事故のニュースをやっていました。
1件は幼稚園の園庭に、2匹の雑種の猟犬が侵入し、遊んでいた園児を襲ったというもの
もう1件はアメリカ、親子が2匹の大型犬に襲われました。
お隣で飼育している大型犬が2匹、ノーリードでふらふらやってきて、最初は友好的な感じだったけど、だんだん興奮してきて2歳の坊やを襲い始めました。
お母さんが必至で抵抗、駆け付けた近所の人によってやっと犬を引き離しました。
幸いどちらも死者はでなかったのですが、かなりのトラウマを残したと思われますね・・・
こんなニュースを見ると、つくづく犬がかわいそうです。。。(襲われた人も気の毒ですけどね)
アメリカの親子を襲った犬の片方はこんな感じでしね~
ちなみに、この犬種はレッドボーンクーンハウンド、原産国アメリカ
クーンハウンドは皆生まれついてのハンター、だそうです。
もちろん、実際の犬種は未確認ですけどね(ニュースではそこまでは流さないし)
アメリカの件は防犯カメラの映像が公開されていて、犬たちが興奮している様子がよくわかります。
お母さんは、始めはさほど警戒していなかったようで、少し離れた所に息子と犬が戯れています。
人から見れば戯れているように見えますが、小さい子供と犬を二人だけにしてはいけません。
必ず大人がいざとなった犬と子供の間に入れる距離にいなくてはいけません。
犬と子供は自動的に仲良くなるものではありません。
特に大型犬から見れば、子どもは恰好の獲物サイズ。。
短い手足をばたばたさせ、急に走り出し、甲高いを出す・・
家に小さい子供がいるうちでは、小さい子供に慣れますが、外の小さい子供にも慣れさせなくていけません。
「獲物じゃないよ」という事を積極的に教えないといけませんよ。
幼稚園に侵入して園児を追いかけまわした犬たちは、イノシシ猟に使っていた猟犬との事。
猟で山に入ったけど行方不明になってしまっていたそうです。
猟でテンションが上がっていたのに、獲物みたいな小さい子供たちがキャーキャー走り回れば、犬はブレーキが利かなくなるでしょう・・・
特に彼らはイノシシ猟に使っていたそうなので、子どもに慣らす練習などしていなかったのではないでしょうか?
日本では咬傷事故を起こした犬は処分されてしまいがちですからね・・・
犬には罪はないのです。。
彼らがこれからも平穏な犬生を送れるとよいのですが・・・
こーんな可愛いビーグルの子犬♪
彼らもれっきとした猟犬ですからね。
イギリスではウサギ狩りに使われていたようです。
犬という動物をみやみに擬人化せず、きちんと性質を理解し、人間の大人や子供たちのよきパートナーとして一緒に共生していく社会を作っていきましょう。。。