ヒトというのものは
動物に食べ物をあげたい、という衝動があるようですね・・・
家畜化のきっかけは
ヒトの側にやってきた動物たちに
食べ物をあげたのがきっかけだろう
とは、言われていますが・・・
近年
野生動物たちが人の生活圏に入り込み
各地で様々な衝突が起きています。。。
大抵は
ヒトによって駆除される
という結末で終わります。。。
熊、鹿、猪、キツネなど
明らかに山で暮らしている野生の動物たちに
安易に食べ物を与えるのは
大変危険だという警告は
まだ、受け入れてもらえるとかとは思いますが。。。
(伝わらない一部の人もいます)
しかし、
線を引きにくいのは
ヒトの生活圏で共存している動物たち。。。
野良猫
野良犬は
野生というか、野良。。。
ハト、カラス、カルガモ、鯉
アライグマ、ハクビシン
地域によってはタイワンリス、
千葉ではキョンという小型のシカが
農家の皆さんの頭を悩ませています。。
彼らは、ワタクシたちの身近で生活していますが
安易に食べ物などはあげてはいけないのです。。。
一度、食べ物をもらえれば
「このヒトから食べ物がもらえる」
と学習し、ヒトの側に来るようになります。
最近
朝カイル君と散歩をしていると
同じ時間帯に一人で散歩しているおじいさんに会うのですが
カラスが2羽、このおじいさんの後を追って行くのです。
「さては、エサをあげているのかな?」
と思っていたのですが
遂に今朝、
歩きながらポケットから何か出して
まいている姿を目撃!
おじいさんがまいた物を食べたカラスは、
ひらりと滑空しながら
おじいさんの後をさりげなく追跡。
ご存じの通り
カラスはとても頭が良いです。
ヒトの顔なども認識しているそうで
確かに、そのおじいさんの後しかついて行きません(;^_^A
一定の場所まで飛んで行くと、街灯の上などに止まって
おじいさんが戻ってくるのを待っています。
他のカラスの縄張りなのかもしれないし
おじいさんの散歩コースを覚えていて
省エネで、
戻ってくるのを待っているのかもしれません(;^_^A
おじいさんは
戻ってきた時も再び食べ物をあげているのかまでは
確認しませんでしたが・・・
あのおじいさんは
必ず毎日あげているのでしょうか?
「今日は無いよ」
という理屈は
動物には通じないと思うのですけど。。
もしかしたら
おじいさんにとっては
毎朝のウオーキングの楽しみの一つになっているのかもしれません。
(早足でシャキシャキと歩いています)
ハトにエサをあげる人は見たことがありましたが
カラスにあげるているのは
初めて見ましたね(;^_^A
ヒトというのは
動物に食べ物をあげたい
という衝動というか、欲求があり
動物に食べ物をあげて、相手に食べてもらえると
幸福感を感じるのでしょうね(;^_^A
何かと
世知辛いこのご時世・・・
おじいさんとカラスの交流が
裏目に出ないといいなと
老婆心ながら
ひそかに心配したのでした・・・