普通の人間というものは、自分に関心があるのも、興味があるもの、あるいは身に付いた習慣
などから、自分にとって必要なものしか見えないという生き物です。
これは仕方ありません。
そういう生き物なんですから。
元々動物が好きだったワタクシは
動物関連の何かには、目ざとく反応する方でした。
イケメン(人間)よりも、犬や猫、馬や鳥などの美しさに目を奪われる方でしたね(笑)
犬のトレーニングの勉強を始めてから、特にその傾向が強くなってきましたね。
逆に、気が付かないでいる人の方がどうかしてるんじゃないか?と思ってしまう始末。
普通の人間は、自分の必要なモノしか見えない生き物だけど
犬はなんでも見えます。
同じ人に対して、急に吠えたりすること、ありませんか?
(うちのカイル君はよくあります)
私たちは気が付ない、もしくは見えているけど違いが認識できない「何か」に反応しているのかもしれません。
大体、警戒か怖くて吠えていることが多いと思うので(あくまで、大体ですよ)吠えられた人は犬を無視してあげて下さい。
じっと見たり、何か言ったりしないであげて欲しいものです。。。
今読んでいる本
青柳いづみこ著「六本指のゴルトベルク」
音楽がモチーフになっている純文学や映画やミステリー作品のエッセイなのですが、著者自身も音大の先生で、ピアニスト。
もちろん、各エッセイも音楽に縁のないワタクシが読んでも、大変面白いのですが、
ご自身のエピソードとして
レストランなどで食事をしていても、BGMとしてクラッシックなんぞが流れようものなら、気になって仕方がないそうで。
凡人ならBGMになるけど、プロの彼女はタイトルは当然だが、いつ(演奏日時)誰が(ピアニスト)どこで演奏した時のものか、分かってしまうそうで。
小さい頃から訓練を積んでプロになるような方たちは、音にたいする世界観が違うようです。
私たちには聞こえない音が聞えるようですよ。
同じ人間でもそれぞれ微妙に世界観が違うわけですよ。
動物が見ている世界だって、当然、我々とは違うわけですよね~