地上波で「耳をすませば」が放送されてます。
それほどジブリファンじゃないけど、この作品は好きです♪
聖蹟桜ヶ丘が舞台のモデルだしね~
子ども時代の未練と、新しい世界への憧れとのジレンマに悩むヒロインの苦悩と成長の物語
(と、ワタクシは解釈している)
何度見ても泣けます(笑)
先週は「千と千尋の神隠し」
ジブリウイークだね~
ところで、
久しぶりに鑑賞して、本編とは関係ないけど出て来る動物たちの住環境がちと気になりましたよ。
フィクションだけどさ・・
「千と千尋の神隠し」では、両親が豚さんになってしまいまして、千尋が豚舎に行って両親を探すんだけど・・
まあ、ひどい豚舎ですよ
一般の人が見たら誤解するんじゃないですかね?
豚はああいう柵の中にぎゅうぎゅう詰めになってるもんだってね。
あれは虐待ですよ。
豚はとっても賢くて、きれい好き
でも、泥をほじくるのも大好き(笑)
とにかく、鼻を使って探索をするのです。
好奇心旺盛なので、新しいものが入ってくると、鼻をつかって探索したり、かじったりします。
屋根の下で柵の中にぎゅうぎゅう詰めになっていては、ものすごいストレス。
大喧嘩が始まりますよ~
「耳をすませば」では、ヒロインが太ったネコの後を追って、素敵な地球屋さんにたどり着きます。
ネコを見失うたびに、犬の吠え声で気が付くんだけど
犬は柵の向こうで吠えまくっているのです。
犬は捕食動物です。
先祖はオオカミと言われていますね。
社会性のある動物で、仲間と一緒に広いテリトリーをうろつき、獲物を探し、見つけて捕まえます。
一日中、柵の向こうで、来る日も来る日も一人っきりで過ごすのは、犬にとって幸せでしょうか?
ご飯さえもらえればそれで幸せな犬生と言えるでしょうか?
別に、どちらもよくある、もしくはイメージで描いているんだろうけど
我々人間が、その環境に違和感を感じないのが問題でしょうね・・・
これは環境エンリッチメントの問題です。。
(別に作品にクサしてるわけではありません)
エンリッチメントとは?
動物の行動生物学と自然歴の背景内において、動物の環境とケアを改善または向上させるためのプロセス。
構造物と管理実務を変える動的なプロセスであり、動物たちの行動的な選択を増やし、彼らの種としての適切な行動と能力を引き出すことを目的とし、動物の福祉を向上させる。
難しいんですけどね。。
どんなに、その種の特性?を考えて、ベストと思われる環境を作っても、所詮豪華な牢獄・・・
その種が、幸せを感じているか?なんてわかりません。
でも、私たちは、彼らを私たちの都合で人間の世界に引き込んだ責任があります。
人間だって、動物たちがいなければ人間ではいられないのです。
共依存なのです。
せめて、鈍感にならず、常に何が彼らにとってベストな環境か?
幸せ(こちらの主観ですけどね)だと感じているか?
考え続けてあげたいですね。。