穏やかな天気が続いている今年のお正月。
少し遠出して、大塚公園に行きました。
カイル君は初めてじゃなかったかな~1回くらい来たかな?
広いし、プール(もちろん人間用、夏のみ)もあり、子どもたちが小さい頃によく遊びに来ていました。
さて、話は変わりまして。
タイトルのベアドッグ
熊追い犬、の事のようです。
近年、熊やイノシシ、鹿などによる、被害がニュースなどで流されていますよね・・・
日本の里山は頂点捕食者がいなくなり、強力な外敵がいなくなった被食動物が大量(正確な数字はわかりませんが)繁殖してしまっているのです。
頂点捕食者とは?
もちろん、オオカミです!
この話は別の機会に譲るとして、
クマですよ。
これはヒグマ、日本では北海道に生息しています。
こちらはツキノワグマ
本州全域に生息しています
ヒグマよりは小型だけど、熊ですからね、危険です。
オオカミは集団で家畜や人を襲うというイメージ先行で、明治時代に懸賞金がかけられがんがん殺されて絶滅してしまったのはご存知の通り。。
人間による悲劇です・・・
実際の野生のオオカミは相当な怖がりらしいんですけどね。
昔の猟師もオオカミは怖がりで人間を見ると逃げて行くと、言っていたらしいのですけど。
人間がオオカミに襲われたという咬傷事故は過去ほとんど無いそうです。
映画やドラマ、物語の影響って恐ろしい~
一方、クマ
どことなくユーモラスなフォルムや仕草のせいか、扱いはオオカミより断然有利(笑)
くまのプーさんとか、パディントンベアとか、まあ他にもクマの人気キャラクターって結構います。
しかし、山でうっかり遭遇したら、さあ大変!
「クマさんにで~あ~った~♪」などと歌ってる場合じゃありませんよ!
かといって背中を見せて走ってはいけないのは犬と一緒。
少しずつ後ろに下がるとか、っていいますけど、クマにロックオンされたらまず逃げられないでしょうね。
死ぬ気でこちらから向かっていけば驚いて逃げるかも・・・
クマに襲われて生還した方たちは大体、死ぬ気で立ち向かって、クマが驚いて逃げた、というパターンのような気がします。
最近に登山にはまっている友人も、どれだけの登山者がクマにやられてきたか・・・
と、恐れおののいていましたよ。。
近年問題になっているクマ問題、リゾート地では死活問題ですもんね。
猟友会も年寄りばかりで大変らしいですし・・・
そこで、ベアドッグを使ってクマを追い払うぞ!ってことみたいです。
実際、かなり実績を上げている模様。
使っているベアドッグは「カレリアン・ベアドッグ」という犬種
こんな感じの黒と白の犬なら、そこらへんにいそう~って感じですけどね。
原産国:フィンランド、ロシア
起源:1800年代
初期の用途:大型獣の狩猟
現在の用途:大型獣の狩猟
体重:20~23㎏
体高:48~58㎝
カレリアン・ベアドッグは、ロシア以外の地域では、ロシアのライカよりも数が多く、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーの至るところで、ヘラジカの狩りに用いられています。1960年代にその数が減少すると、人気が急速に高まり、現在では北アメリカや数多くのヨーロッパの国々で飼育されています。
がっしりとして忍耐強く、力強いこの犬は、実際にどんな獲物の狩猟にも適応します。ロシアヨーロピアン・ライカと同じように、この犬種の毛色は、北方スピッツ犬種としてはめずらしくはっきりとした黒と白です。
この犬をコンパニオンとして飼うのは容易な事ではなく、これを目的に飼う場合には、並々ならぬ訓練が必要となります。
(新犬種大図鑑より抜粋)
そこらへんにいるおとなしい雑種犬とは違い(苦笑)
かなり訓練が難しいらしいです。
ハンドラーの皆様、日本の里山の為に、どうぞ頑張って下さい。。